ルックバックとは、藤本タツキが原作を執筆した漫画作品の映画です。主人公の少女たち2人が漫画を描きながら繰り広げられる現実にどう向き合っていくのか、ということをテーマにした作品になります。
ルックバックはシンプルなストーリーではあるものの、分かりづらい部分も多く展開が分からず困った方も多いのではないでしょうか。そこで、こちらの記事では映画「ルックバック」のネタバレ含む展開や考察についてまとめていきます。
こんにちはっキュ!
Q太郎とシュゾーだ。
映画「ルックバック」めちゃくちゃ感慨深かったっキュ…
イラストを描いてる人たちには刺さるだろうな…
気になるところもいくつかあったっキュねぇ~
そこで、こちらの記事では以下のような内容についてご紹介していきます!
〇こちらの記事はこんな人におすすめです!
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映画「ルックバック」の内容について詳しく知りたい方
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映画「ルックバック」のネタバレ含む考察が気になる方
こちらの記事を参考に映画「ルックバック」の理解を深めていこうな
原作は以下のリンク先より購入可能です。
1.藤本タツキの映画「ルックバック」とは
ルックバックとは、チェンソーマンで有名な漫画家「藤本タツヤ」先生が描いた作品のアニメ映画になります。主人公の藤野が引きこもりで自分より絵の上手な京本と出会い、漫画を描くようになる…というテーマの作品です。
なぜ絵を描くのか、その理由を問うような作品に仕上がっており少々ダークな展開も藤本タツキらしい作品に仕上がっていると言えるでしょう。
絵を描くことだけでなく、
作品を作る趣味がある人にはぜひ見てほしい作品だな
原作の一部は以下のリンク先から閲覧することが可能です。
2.【ネタバレ有】映画ルックバックの結末は?ストーリーまとめ
※ここから先には映画「ルックバック」のネタバレがあります。
起 藤野と京本の出会い
主人公の藤野は小学校の学級新聞の4コマ漫画で人気者になっていました。しかし、そんなある日不登校の京本が漫画の掲載を始めます。
京本の実力に圧倒された藤野は絵の練習を始めることに。しかし、それでも画力で勝てない日々に疲れ漫画を描くことを辞めてしまいました。
そして、卒業式。藤野が京本に卒業証書を届けに行ったところで「藤野先生」と部屋から出てきた京本に声をかけられます。もう漫画を描かないのか、そう問いかけられた藤野は「漫画の構想がある」と話し、2人の関係性が始まるのでした。
承 藤野と京本2人で作品を描く日々、しかし…
藤野と京本は中学生になってから2人で漫画を描き始めます。2人の描いた漫画は週刊誌の佳作を受賞。2人は貰った賞金で街へと出かけるのでした。
京本は藤野のおかげで外に出ることができた、とお礼を告げます。その後も2人は漫画を描き続けては、何回も賞を受賞し続けてきました。
そんなある日、2人は連載をしないかと持ち掛けられます。嬉しそうな藤野の傍ら、浮かない顔をする京本。彼女は藤野に「美大で絵画の勉強をしたい」と告げました。
そうして、2人の道は分かたれることとなったのです。
転 藤野は1人漫画を描き続け、京本は芸大へ
藤野は1人「シャークキック」という新連載の漫画を描き続けました。初めは順位は低迷していたものの、徐々に順位は上がっていき、ついには賞を受賞。
そんなある日のこと、ニュースで「山形県の美大に男が斧を持って侵入、多くの死者が出た」というものでした。
京本はその事件の被害者になり、亡くなっていたのです。
自分が漫画を描こうと、外へと誘いださなければ京本は死んでいなかった。そう思いながら千切った4コマ漫画は京本の部屋の扉の下へと吸い込まれるように落ちていくのでした。
結 回想、そして藤野がとった選択
ここで世界線が切り替わります。藤野と京本が出会わなかった場合、京本は1人で絵を描き続け、藤野は空手を習う道を選択します。その後、京本は藤野と出会わずとも美大へと進学していたのです。そこに、斧を持って襲いかかろうとする男が。あわやというところで、藤野の蹴りが炸裂し、男は逮捕。京本と藤野はここで初めて対面し、漫画の話を交わし、連絡先を交換することになりました。
そんな世界戦の京本が描いた4コマ漫画が京本が死んだ藤野の世界線へと扉の隙間を通じて届きます。そこに描かれていた京本が別の世界戦で救われていた、という漫画を見て藤野は再びペンを取ることにしたのでした。というところで物語は幕を閉じます。
3.【ネタバレ有】映画ルックバックの考察要素について
映画「ルックバック」のネタバレ含む考察についてまとめていきます。
飛んでいった漫画がどこから来たものなのか
京本の斧が背中に刺さっていた漫画はおそらく別の世界軸から来たもので間違いないでしょう。あの漫画を描けるのは生きている京本だけであり、死んでしまった京本が描けるようなものだとは考えられませんでした。
このことから、藤野と京本が出会っていない世界戦の京本の漫画が届いたと言えるでしょう。
藤野と京本が出会った世界線とそうでない世界線で何か変化はあったのか
おそらくない、と言えるでしょう。
藤野と京本が出会わなくても、京本は変わらず芸大へと進学していました。このことから、”京本の選択”が変わることはなかったと言えます。
藤野の作品について
「シャークキック」はチェンソーマンシリーズにも出てきている作品です。
映画「ルックバック」のラストの意味とは
おそらく、「絵が描きたいから、好きだから描き続ける」ということを伝えたかったのではないでしょうか。
藤野自身、初めは「負けたくない」という気持ちから始まり絵を描き続けていたことから絵を描くことが好きなのは明白です。しかし、親や友人からやめなよと言われたり、自分のせいで京本が死んだことから何度も筆を置きそうになっていました。
しかし、京本との思い出などを通じて絵を描き続けることを決意したことから、この作品は「なぜ絵を描くのか」を伝えたかったのではないかと考えられます。
映画「ルックバック」タイトルの意味は?
ルックバック(look back)とは、英語で「回想する」「振り返る」という意味です。京本とのことを「回想する」ということと、絵を描く理由や過去について「振り返る」というところからつけられたのではないでしょうか。
まとめ
- 映画「ルックバック」は絵を描くということをテーマにした少女たち2人の物語を描いた藤本タツキ先生の作品である
- 映画「ルックバック」では『なぜ絵を描くのか』をテーマに、少女たちの出会いや別れ、もし出会わなかったらといったことを描いている
ルックバックは藤本タツキの作品で、分かりづらいところもありますが一連を通して「絵を描く理由」をテーマにしたストーリーに仕上がっています。そのため、ぜひともものづくりが趣味の人たちには見てほしい作品と言えるでしょう。
作中では2人の少女が出会った世界線と出会わなかった世界線2つを描いており、2人の出会いが彼女たちにどのように影響し合ったのかが描かれています。その上で、なぜ絵を描くのか、という大きなテーマに対してどのように主人公たちが向き合うのかが描かれていました。
興味がある方はぜひ劇場や動画で見てみてくださいっキュ~!!
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