公式サイトより引用
今回は、「MARKEMIST(マルケミスト)」を実際に運用している筆者が、実体験をもとに徹底レビューします。
他にはないユーザー目線のリアルな感想をお届けしますので、「MARKEMIST(マルケミスト)」の導入を検討している方はぜひ参考にしてください。
MAツール「MARKEMIST(マルケミスト)」の特徴とは?
「MARKEMIST(マルケミスト)」は、匿名客にまでアプローチ可能な先進的なMAツールです。通常のMAツールと同様に、名前やメールアドレスがわかっている実名客へのアプローチも可能で、「シナリオ作成」「ステップメール」「スコアリング」「Webコンテンツ作成」といった機能が豊富に揃っています。このツールを活用することで、見込み顧客の獲得から追客までを一貫して実行できます。
導入の背景
私が所属するマーケティングチームのミッションは、「新規リードの獲得」と「リードの育成から商談創出」の二つに大別されます。特に後者を効率的に行うため、チーム発足時にMAツールの導入を決定しました。最初は他のMAツールを使用していましたが、リードの増加やリソース不足からさらなる効率化が必要となり、「MARKEMIST(マルケミスト)」の導入に至りました。さらに、このツールが「新規リード獲得」を強力にサポートしてくれる点も、選定理由の一つです。
「MARKEMIST(マルケミスト)」の機能を徹底解剖!
・カスタマー管理:見込み顧客の情報を一元管理
・メール配信:HTML/テキスト/マルチパートメールの配信
・セグメント機能:特定のWeb行動を起こしたカスタマーを自動でグルーピング
・シナリオ機能:ステップメールの配信や社内通知を自動で実行
・各種コンテンツ作成機能:HTMLメール、簡易LP、フォームなどの作成
・Web接客機能:匿名客にアプローチ
これらの機能に加え、使いやすいUIやサポート体制についても触れながら、私の実際の活用法や評価を詳しく解説していきます!
直感的な操作性と使いやすさが光るUI
シンプルで直感的なUIデザイン
「MARKEMIST(マルケミスト)」は国産ツールならではの、ユーザーに優しいシンプルなUIが特徴です。外国製ツールでよく見られる複雑な配置や馴染みのない用語がなく、初めての方でもすぐに使いこなせるデザインになっています。また、操作画面は白を基調としており、大きめの文字が目に優しく、長時間作業でも疲れにくい工夫がされています。効率を求めて導入したツールが、使いにくくては意味がありませんが、「MARKEMIST(マルケミスト)」はその点でストレスフリーです。
豊富な情報が揃うサポートサイト
「MARKEMIST(マルケミスト)」のサポートサイトは、基本操作から応用的な設定まで網羅されており、困ったときにはすぐに解決策を見つけられる充実度が自慢です。特に、応用的な設定を試みる際には、サポートサイトが頼りになります。何度も「できるかどうか不明な設定を試そう」と思ってサポートサイトを訪れたところ、必要な情報が揃っていて助かった経験があります。運用をスムーズに進めるために、これほど頼りになるサポート体制があるのは大きなメリットです。
リード情報を一元管理する「カスタマー管理」機能
「カスタマー管理」機能では、リード情報を一元管理し、効率的なマーケティング活動をサポートします。任意の検索条件でリードを抽出し、メール配信やタグの一括付与、カスタマーリストのCSVダウンロードが可能です。顧客の基本情報に加え、「情報獲得経路」「スコアリング」「Web行動履歴」などの詳細なデータも管理でき、リードの興味度や行動履歴をタイムライン形式で可視化できます。また、カスタム項目を追加することで、自由度の高い運用が可能です。必要な情報をしっかりと管理できる点が、「MARKEMIST(マルケミスト)」の強みです。
柔軟な配信が可能な「メール配信機能」
「MARKEMIST(マルケミスト)」のメール配信機能は、HTMLメールやテキストメール、さらには受信者の環境に合わせたマルチパート配信にも対応しています。この機能は他のMAツールやメール配信ツールと同様ですが、特に問題なくスムーズに利用できる点が安心です。見込み顧客に対して、効率的にメールを届けることができ、マーケティング活動を支える重要な機能です。
マーケティング施策に不可欠な「各種コンテンツ作成機能」
直感的なHTMLメール作成
「MARKEMIST(マルケミスト)」のエディターを使えば、誰でも簡単にHTMLメールを作成できます。提供されているデザインテンプレートを基に、画像やテキストを変更するだけで、プロフェッショナルな仕上がりを実現可能です。
ただ、テキストの行間やフォントのサイズ、ボタンの色や形をカスタマイズしたい場合や、テンプレートを使用せずにゼロから作成したい場合には、CSSやHTMLの知識が必要となります。
私自身は、CSSやHTMLの知識がほとんどありませんが、テンプレートを活用することで問題なくメール作成ができています。必要に応じて、特定の調整を行う際には、検索で解決方法を調べて対応しました。この点は、自分のスキルと求めるデザインレベルに応じて評価が分かれる部分かもしれません。
ウェブページ作成の柔軟性
「MARKEMIST(マルケミスト)」のエディターを使用すれば、お問い合わせページやキャンペーン用のランディングページなどを簡単に作成できます。ゼロから作成するだけでなく、既存の自社ウェブページのURLを入力することで、そのデザインをベースに編集することも可能です。この機能により、ウェブ担当や外注に頼らず、担当者レベルでスピーディーにページを作成・編集できる点が非常に便利です。弊社では、簡易的なページ作成や急遽決定したキャンペーンページの作成で大いに活躍しています。ただし、HTMLメール作成同様、細かいデザイン調整が必要な場合や、テンプレートを使用せずにゼロからページを作成する場合には、CSSやHTMLの知識が求められます。
効率的なリード管理を実現する「フォーム作成機能」
「MARKEMIST(マルケミスト)」を使えば、セミナー申込みやお問い合わせフォームを簡単に作成できます。また、フォーム送信後には自動でお礼メールを顧客に送信したり、社内通知を行ったりすることも可能です。高度な技術知識は必要なく、誰でも直感的にフォームを作成できます。さらに、フォームで取得したリード情報は「MARKEMIST(マルケミスト)」の顧客データベースに自動で集約され、全社的な一元管理が可能です。弊社ではWeb経由での新規リード獲得をすべて「MARKEMIST(マルケミスト)」で管理しており、流入経路やWeb行動の分析に役立てています。特に、商談希望の問い合わせ後に顧客がどのページを閲覧したかを分析し、事前に商談内容を練り上げることで、商談をより有利に進めることができます。
このように、「MARKEMIST(マルケミスト)」のフォーム機能を活用することで、以下のような大きなメリットが生まれています。
・流入別の新規リード獲得件数の迅速な集計
・流入経路やその後のWeb行動を基にした効果的なセグメンテーション
・営業チームとの新規リード情報共有がスムーズに
これらのメリットを通じて、弊社ではマーケティング活動の効率化と見込み顧客情報の一元管理を実現しています。
効率的な営業アプローチを支援する「セグメント機能」
セグメント機能の魅力
「MARKEMIST(マルケミスト)」のセグメント機能は、特定のWeb行動を取ったリードを自動でグルーピングしてくれる非常に強力なツールです。例えば、「製品Aの紹介ページ」と「導入事例ページ」を閲覧したリードを「製品Aに高い興味を持つリード」としてリスト化することができます。この機能により、ユーザーの興味や行動を的確に把握し、ターゲットリストを自動的に作成できます。
活用法と評価
このセグメント機能を活用することで、ピンポイントで効果的なアプローチが可能となります。例えば、セグメントされたリストを基に以下のような施策を展開しています:
・テレアポリストとして活用し、直接アプローチ
・製品Aに特化したメールキャンペーンを配信
・高い関心を示すリードを営業チームに提供し、商談につなげる
「MARKEMIST(マルケミスト)」導入前は、顧客の業種や職種に基づいて提案内容を決めていましたが、導入後はWeb上の実際の行動に基づいたグルーピングが可能になり、より確実なアプローチが実現しました。
特に、弊社では取り扱い商材が多岐にわたるため、各リードがどの分野に関心を持っているのかを把握することが重要です。セグメント機能を活用することで、営業活動の効率化が大幅に向上しました。
また、このセグメント機能とシナリオ機能を組み合わせることで、以下のような自動化も可能です。
・セグメントされたリードへの自動メール配信
・担当者へのリアルタイム通知
マーケティング活動の自動化を実現する「シナリオ機能」
シナリオ機能の強み
「MARKEMIST(マルケミスト)」のシナリオ機能は、設定された条件をトリガーにして、ステップメールの配信や社内通知、タグの追加といったアクションを自動で行う機能です。例えば、「メールの開封」、「資料のダウンロード」、「Webサイトの訪問」など、様々な条件に基づいてシナリオを構築できます。
シナリオ機能の活用法と評価
弊社では以下のようにシナリオ機能を活用してマーケティング活動を効率化しています。
・資料をダウンロードしたユーザーに対し、自動でフォローメールを送信
・メルマガから特定のページに到達したユーザーに対し、自動でステップメールを配信
・HOTリードの情報を社内に自動通知
これらの作業を手動で行う場合、かなりの手間がかかりますが、シナリオ機能を活用することで大幅に業務負荷を削減でき、リードと最適なタイミングでコミュニケーションを図ることが可能です。
「MARKEMIST(マルケミスト)」のシナリオ機能は、必要な機能が揃っており、直感的な操作で簡単にシナリオを作成できます。複雑な条件設定や分岐を必要としない場合、この機能は非常に便利です。
唯一の改善点を挙げるならば、条件分岐が「タグ」に限定されている点です。Webアクションや顧客データベースの項目を基にシナリオを分岐させたい場合、手間がかかることが少々残念ですが、それを補うだけのシンプルさと使いやすさが「MARKEMIST(マルケミスト)」の魅力です。
他のMAツールにはない「Web接客機能」
Web接客機能の概要
多くのMAツールは、実名客をターゲットにしたアプローチを主軸としていますが、「MARKEMIST(マルケミスト)」は、匿名のWeb訪問者にもアプローチできる点で他と一線を画しています。具体的には、匿名客が自社Webサイトに訪問した際、その行動に基づいて興味を引きそうな「ウェブバナー」や「ポップアップ」を自動で表示し、別の関連コンテンツに誘導することで、リード獲得へとつなげる機能を提供します。
例えば、匿名客が特定のページを閲覧した場合、その行動に応じた適切なコンテンツを表示するよう事前にセグメント設定と表示設定を行うことで、Web上での匿名客の行動に基づいた最適なコンテンツ提供が可能になります。
Web接客機能の活用方法と評価
当社では、このWeb接客機能を以下のように活用しています:
・コラムを完読した匿名客に対し、メルマガ登録に誘導するポップアップを表示
・製品に関心を示した匿名客に対し、サンプル請求のポップアップを表示
・Web広告経由でLPに訪れた匿名客に対し、見積請求フォームのポップアップを表示
特にWeb広告の活用においては、最近始めたばかりですが、コンバージョンの9割をこのポップアップ経由で獲得するという結果が得られています。このことからも、ポップアップは新規リード獲得の非常に強力な手段であることがわかります。
ただし、ポップアップを無作為に多用することは逆効果になる場合もあります。興味のない内容が頻繁に表示されると、ユーザーにとって煩わしく感じられることが少なくありません。
しかし、「MARKEMIST(マルケミスト)」なら、匿名客が必要とする(可能性が高い)内容のみを表示することができ、ユーザーのストレスを最小限に抑えつつ効果的にアプローチすることができます。また、「スクロール70%到達時」や「訪問後15秒後に表示」など、タイミングの調整も可能で、ユーザー体験に配慮したポップアップ表示が実現できます。
このように、「Web接客機能」は非常に優れたツールですが、注意すべき点があります。それは、「MARKEMIST(マルケミスト)」が提供する新規リード獲得支援は、既存のWeb集客・獲得の仕組みを“強化”するものであり、ゼロから構築するものではないということです。Web集客の土台がない企業にとっては、この機能の効果を十分に発揮することは難しいかもしれません。
手厚いサポート体制で安心運用が可能
「MARKEMIST(マルケミスト)」のサポート体制について、一言で言えば「パーフェクト!」です。導入直後から、二週間後、一ヶ月後に至るまで、丁寧なフォローアップミーティングが実施され、質問や疑問に迅速かつ詳細に対応してもらえました。この綿密なサポートのおかげで、不安を感じることなくスムーズに「MARKEMIST(マルケミスト)」の運用をスタートできました。
また、「MARKEMIST(マルケミスト)」の利活用をサポートするコンテンツも非常に充実しており、各機能の操作説明や効果的な活用方法を解説した動画やトレーニングコンテンツが揃っています。これらのサポート体制のおかげで、初心者でも安心して利用できると感じました
まとめ
「MARKEMIST(マルケミスト)」は、カスタマー管理、メール配信、セグメント機能、シナリオ機能、コンテンツ作成など、見込み顧客の育成とその仕組み化に必要な機能が完備されたMAツールです。
さらに、見込み顧客の獲得をサポートする機能も搭載されており、幅広いマーケティングニーズに対応します。UIが直感的で操作が簡単なことや、手厚いサポート体制も「MARKEMIST(マルケミスト)」の魅力の一つです。ITに不慣れな方でも安心して使用できる点が大きな強みです。
導入当初、我々が直面していた「マーケティング活動の効率化」や「新規リード獲得の強化」という課題に対して、「MARKEMIST(マルケミスト)」は確実な効果を発揮しました。もし、現在利用中のMAツールに物足りなさを感じていたり、外国製ツールの使いづらさに悩んでいる方がいれば、ぜひ「MARKEMIST(マルケミスト)」を検討してみてください。
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