ゴジラ-1.0は「ゴジラ作品生誕70周年」を記念して、ALWAYS 3丁目の夕日などの作品を手掛ける監督によって作られた最新作の映画です。
戦争が終わって間もない限界の生活、復旧を目指していく日々の中に突如現れるゴジラ。そんな極限化の中生きて、戦い抜いた人々を描いた物語です。
こちらの記事では「ゴジラ-1.0」について作品に関するストーリーのまとめ(ネタバレ有り)と、本作のテーマについて考察していきます。
こんにちはっキュ!
Q太郎とシュゾーだ。
ゴジラ-1.0、戦争中の兵器も登場してかっこよかったっキュ!
神木隆之介の演技も格好良くて良かったな
けれど今までのゴジラとはちょっと違う印象だったっキュね
そこで、こちらの記事では以下のような内容についてご紹介していきます!
〇こちらの記事はこんな人におすすめです!
こちらの記事を参考に、ゴジラ-1.0について深く掘り下げていこうな!
1.ネタバレ有!映画「ゴジラ-1.0」のストーリーの概要について
ゴジラ-1.0のストーリーについて簡単にご紹介していきます。
ネタバレを含んでおりますので、ご注意ください。
1-1.主人公と戦争の終わり
主人公は特攻機の飛行機乗りだったものの、死への恐怖のせいでゴジラの住まう島に嘘をついて着陸しました。
しかし、そこで島の伝説の生き物であるゴジラと遭遇してしまうのです。
橘(整備兵)に飛行機の弾を放てと言われるも彼は恐怖のあまりできず、ゴジラによって多くの人が死んでいきました。
そして戦争は終わり、彼は「死なずに帰ってきた恥晒し」として生きることになります。そんな生活の中、彼はとある女性と血の繋がらない子どもと出会いました。
1-2.女性と子ども、3人で生きる日々にゴジラ再来
主人公はその後も仕方なくその女性と子どもと3人で暮らしていました。金銭的に厳しくなったことから、命がけのアルバイトを開始します。
そこで、その後ゴジラを討伐する仲間となる面々と出会うのです。
アルバイトのおかげもあり、豊かになり家を建て替えたある日。大切な女性は「そろそろ自立する」と宣言し、銀座に働きに出ました。
しかし、そこにゴジラが上陸したのです。銀座を破壊しつくし、主人公の最愛の人物さえも生死不明の状態になりました。
1-3.ゴジラ討伐への決意、橘との再会
そこにアルバイトの船の面々がやってきました。その中の一人が元海軍の兵器開発を担当していたこともあり、民間人でのゴジラ討伐部隊の作戦を練っていたのです。
(当時の時代設定から、軍の力を借りることができませんでした)
主人公はゴジラ討伐のための作戦に参加することになりました。そこで、彼はゴジラを誘導するために再び飛行機に乗る決意を固めたのです。
しかし、その決意は「死ぬこと」、すなわちゴジラへ特攻して致命傷を与えることへの決意でもありました。
飛行機が飛ばない状態だったこともあり、主人公は整備兵である橘を必死に探し回ります。そうして、彼との再会を遂げたのです。
主人公の決意を聞いて、橘は飛行機のメンテナンスを引き受けました。そうして、ゴジラ上陸の日が近づいてきたのです。
1-4.ゴジラ討伐計画
ゴジラを討伐するべく、「海底にゴジラを沈めて圧力をかけたのち、引きずり上げて圧力の差で倒す」作戦を決行しました。その前日、主人公は血の繋がらない娘を他の人に託し、作戦へと向かいます。
ワダツミ作戦の詳細な流れについては以下の記事をご覧ください。
主人公は飛行機でゴジラを誘導し、作戦を実行するために船が待機していた場所まで誘導をします。作戦は難航しましたが、人々が「生きるため」に全力を尽くしたことでなんとか成功しました。
しかし、ゴジラは作戦が成功してもなお、生きていたのです。終わった、という空気が流れたところに主人公はゴジラの口の中へ特攻します。
ゴジラは顔に損傷を負い、そのまま海の底へ沈んでいきます。しかし、主人公は死んだと思われた。
…その時でした。
戦闘機には脱出装置が搭載されていたのです。主人公はそれを使い無事に脱出、皆が彼に向って敬礼をするのでした。
そうして、船で陸へと帰ってきたところに娘と娘を預けていたおばさんがやってきます。おばさんからとある事実を告げられた主人公は病院へと向かいました。
そう、大切な女性は生きていたのです。
しかし、ゴジラの脅威がまだ終わったというわけではありません…。
2.映画「ゴジラ-1.0」のテーマについて考察
ゴジラ-1.0のテーマについて、考察すると以下の通りであると考えられます。
◎ここがポイント!
ゴジラとはそもそも「核」「原子力」の力で破壊の限りを尽くす存在です。かつてのゴジラ作品は、ゴジラという恐ろしい生物を通じて核の恐ろしさを伝えたかったのです。
そのため、本作はゴジラ作品の原点となるテーマを改めて伝えたかったのだと考えられます。
戦争の恐ろしさ、核の恐怖について今一度伝えたかったというわけだな
また、戦時中や戦後まもなくをテーマにすることで、生死の重要性についてを引き立てているのでしょう。主人公たちの様に、「命を懸けて守りたいもののために戦う」ことをテーマにしたかったのだと考察されます。
監督の得意分野自体が「人間のぬくもり」「人間同士の感情」だっキュ
そのため、本作品を通じて命の大切さや人間が生きるということ、核兵器の恐ろしさを改めて伝えたかったのだと考えられます。
まとめ
- ゴジラ-1.0は「戦時中」をテーマとして生死をテーマとして、民間人たちがゴジラを倒して生き残るために足掻く物語である
- ゴジラ-1.0は戦後をテーマにすることで、核兵器の恐ろしさについて伝えようとしていると考えられる
このように、ゴジラ-1.0は戦時中に特攻することができなかった主人公が飛行機に乗ってゴジラに立ち向かうという物語です。ゴジラは核のような存在であることから、最初に伝えたかった「核の危険性」を改めて伝えられるような内容になっています。
その分、怪獣の恐ろしさやゴジラ自体の描写は控えめになっていました。そのため、ゴジラの暴れっぷりを見たいという方には合っていないかもしれません。
ヒューマンドラマを見たいという方には逆にマッチした作品になっています。興味のある方は、ぜひ劇場に足を運んでみてくださいね。
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