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映画「高野豆腐店の春」ネタバレ込みレビュー!作品の内容と映像の美しさについて豆腐屋好きが語ります

豆腐屋さんをテーマにしたノスタルジックな雰囲気の作品です。

画像引用:https://takanotofuten-movie.jp/

 

高野豆腐店の春は、豆腐屋の親子を主人公に愛や恋といったテーマを描いた作品です。普段は脇を固めている役者さんの安心した演技や、尾道の美しさが印象的な作品になっています。

 

こちらの記事では、高野豆腐店の春の映画のネタバレ込み感想や、豆腐屋好きで散歩をしながら数百件のお店を巡ったQ太郎目線の映像美についてお話しします。

 

f:id:QTARO_TO_SYUZO:20210928155151p:plainこんにちはっキュ!

f:id:QTARO_TO_SYUZO:20210928155243p:plainQ太郎とシュゾーだ。

 

高野豆腐店の春、穏やかな映画だったな

 

大豆の撮影方法が美しかったっキュ

 

前は本当に好きだな〜…

 

そこで、こちらの記事では以下のような内容についてご紹介していきます!

 

〇こちらの記事はこんな人におすすめです!

  • 映画「高野豆腐店の春」のネタバレについて詳しく知りたい方

  • 映画「高野豆腐店の春」の魅力的なポイントや映像美について関心がある方

 

こちらの記事を読んで、高野豆腐店の春についてぜひ詳しく知ってくれよな!

 

1.【ネタバレ込み】映画「高野豆腐店の春」レビュー!

 

高野豆腐店の春がどのようなお話だったのか、ネタバレをまとめました。

 

以降には映画本編のネタバレがあります。

苦手な方は折りたたみをクリックしないでください。

 

 

 

映画のストーリーを簡単にまとめています。ネタバレあり

起 豆腐屋の頑固な親父と娘の日常と中野さんとの出会い

高野辰雄(父)は曲がったことが大嫌いな頑固一徹豆腐屋である。娘の春と2人で豆腐屋を営んでいる。春は愛嬌があり、コミュニケーション能力も高いことから他の人からも皆から好かれている。

 

しかし、辰雄自身としては「過去に別れた男性がいることもあり、そろそろ新しい相手を見つけてほしい」と内心思っている。一方、当の春に関してはあまり乗り気でない。

 

そこで、辰雄は「良い人がいれば結婚してくれるかもしれない!」と思い、街の愉快な友人たちにお願いをしてお見合い相手のリストを作成してもらうのであった。

 

そんなある日、辰雄は持病の心臓発作の定期治療のために、病院を訪ねる。手術を薦められてげんなりとしていたところで、落とし物を中野ふみえ(中野さん)に拾ってもらったことをきっかけに、親しくなり始めた。

 

承 娘の見合いは失敗…春はお付き合いしている相手がいると宣言

一方、娘のお見合いは難航した。辰雄が自分の好みに合わないために、相手をすぐに追い払ってしまうのである。そんな中で、「小林」というイタリアンのシェフに出会い、彼であればぴったりだと思い納得したうえで、小林と娘の春を結婚させるために食事の場などを設けたりした。

 

しかし、小林は告白したものの春にお断りされてしまう。こんなにいい相手なのになぜ?と辰雄や友人たちは疑問を抱いていたところで、ある日春にこのように告げられるのだった。

 

「お付き合いしている人がいます」

それこそが、駅中のスーパーに勤務している男、西田であった。

 

「どうしてあんなちんちくりんな男と…」と疑問を抱きながらも、なかなか辰雄は西田と春の結婚を認められなかった。

 

実は辰雄と春は血が繋がった娘ではない。しかし、それでも可愛い娘の結婚相手が気に食わないためになかなか頷けなかったのである。

 

転 中野さんと親しくなる辰雄、しかし春と喧嘩をしてしまい…

一方、中野さんと辰雄は少しずつ距離を縮めていく。彼女がピアノが趣味なことや、両親もいない独り身であること。家族からは蔑ろな扱いを受けていること。

そんな中野さんに同情し、少しずつ仲良くなっていく辰雄。

 

しかし、春とはどんどんと関係がうまくいかなくなっていく。西田と春との3人での食事の場でわざと不快になるような態度を取ったり、西田を「ちんちくりんなんぞ認めない」といった発言をしてしまう。

 

春はそんな辰雄の様子に激怒してしまい、家を出ていってしまうのであった。暫く経っても、なかなか春は帰ってこなかった。

 

結 中野さんの言葉を受けて、春の結婚を認め、家族の愛を感じる

春とのけんかの話を中野さんにしたところ、「素直になりなさいよ」という言葉を受けて、辰雄は春にしっかりと話をしようと決意する。

 

辰雄が中野さんの姪っ子とその夫に「家だけ遺してさっさと死んでほしい」と発言していたのを聞いて、大喧嘩して警察に連れてこられたのを機に再会する。

 

その後、辰雄は素直に「悪いことをした」と不器用ながらも謝罪する。春と和解して、仕事の手伝いをまたしてくれるようになった。

 

そんなある日のことだった。

辰雄は春に豆腐を作らせることを決意し、こんな話をした。

 

「お前は俺の娘でよかったか?」

「当たり前じゃん」

「お前が幸せになってくれれば嬉しい」

 

2.映画「高野豆腐店の春」の完走や魅力、感じた豆腐作りの描写のこだわりについて

 

高野豆腐店の春のメインテーマは「家族愛」「歳をとっても大切なものは友情」などの懐かしい雰囲気です。

また、尾道という素朴な街を美しく描くことに力が込められています。

 

何にもない街だけど、そんな素朴な印象を美しい映像で映えさせている

 

そして、特に美しいと感じた描写はやはり「豆腐作りの様子」でした。公式サイトには、以下のようなコメントがありました。

 

高野豆腐店の店先と工場は、40年の歴史ある街の豆腐店を借りて撮影された。

クランクイン前には三原監督自ら作った豆腐をキャスト&スタッフに振る舞う熱の入れようだった。

引用:https://takanotofuten-movie.jp/

 

実際に監督も自らの手で豆腐を作り、自らの目で豆腐作りを全て感じているからこその美しくも、懐かしい印象溢れる映像に仕上がっていました。

 

大豆から豆乳を取って、豆乳ににがりを入れて、型にはめて木綿と絹の2種類を作り、包丁で掌の上で切る…昔懐かしの豆腐屋さんの印象そのものだっキュ!

 

その映像を美しく描けたのは、何を隠そう本映画のロケ地として使われた豆腐屋さん「黒沢豆腐店さんのご家族の指導のたまものだと感じました。

 

ロケ地に関して、詳しくは以下の記事をご覧ください!

qtaro-to-syuzo.hateblo.jp

 

3.まとめ  

映画「高野豆腐店の春」に関する感想や魅力をまとめてご紹介します。

 

3-1.批評 

高野豆腐店の春は、決して万人受けする作品ではありません。

展開も抑揚が少な目で、穏やかな日常をテーマにしているのでストーリー性を強く求めたり、イケメンが活躍する様子が見たい方には合わないでしょう。

 

田舎の景色や素朴な日常を見るのが好きな方には強くおすすめしたい作品です。

また、豆腐が好きな方も一見の価値はあります。

 

役者たちもベテランが多く、演技も安定しているため安心してみることができますよ。

3-2.豆腐屋が好きだからこそ感じた「高野豆腐店の春」の映像美

「高野豆腐店の春」には豆腐や尾道に対する愛が詰まっています。

具体的には以下のようなポイントです。

 

◎ここがポイント!

・豆腐作りの指導を実際の豆腐屋さんから受けている

・豆腐に使われている様々な大豆の品種なども台詞で上がっている

・豆腐作りの映像が非常に美しく、静かな美として描かれてい

 

 

なぜこのように感じたのか?それはQ太郎が4年ほど各地の豆腐屋を巡り歩いて、様々なお店を見てきているからこそです。

 

実際に全日本豆腐連盟が開催している日本一の豆腐を決めるコンクールで、

最優秀賞を受賞した豆腐屋さんには殆ど行ったっキュ

 

こちらが過去の豆腐屋漫遊記です。全て農林水産大臣賞を取った兵です。

行きづらいところも多かったな…

 

スマートフォンを水没させて豆腐屋巡りの写真は一部消えてしまったっキュ

 

大豆へのこだわり、豆腐料理や豆腐作りのシーンの美しさ、一つ一つの手順を美しく見せるテクニックなど非常に綺麗な映像に仕上がっていました。

 

見ていてお豆腐屋さんのリアルを感じたッキュ

 

まとめ

このように、「高野豆腐店の春」は家族愛や穏やかな風景を中心とした心温まる作品です。穏やかな気持ちになれる作品を見たいと思っている方には、非常におすすめです。

 

また、豆腐が好きな方や思い入れがある方にはぜひ見てほしい作品と言えます。監督や役者が実際の豆腐屋に指導を受けて作成した作品だからこその美しさです。

 

見ていて豆腐が食べたくなったっキュ

 

そのため、穏やかな気持ちになりたい方やノスタルジックに浸りたい方はぜひ映画館に足を運んでみてくださいね。

 

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